平成23年度 問7 有機化学及び燃料

水酸化ナトリウム存在下のアセトアルデヒド(CH3CHO)とプロピオンアルデヒド(CH3CH2CHO) との混合アルドール反応で、予想される生成物は何種類になるか。ただし、アルドール反応はエノラートのカルボニル基への付加段階で反応が停止し、脱水 が起きていないものとする。また、立体異性体はすべて個別の生成物とする。

4種類
8種類
10種類
12種類
16種類
正答
④ 12種類

正答は4番です。

アルドール反応はα水素をもつカルボニル化合物から発生したエノラートがカルボニル化合物に求核付加してβ-ヒドロキシカルボニル化合物を得る反応です。今回、エノラートは塩基によりプロトンを引き抜くことで生成しています。

アセトアルデヒド(CH3CHO)とプロピオンアルデヒド(CH3CH2CHO) はどちらもα水素を持ちます。よって以下の4種類の生成物が主に形成されます。

  1. アセトアルデヒドのホモアルドール縮合生成物:CH3C*H(OH)-CH2CHO(2種類)
  2. プロピオンアルデヒドのホモアルドール縮合生成物:CH3CH2C*H(OH)-C*H(CH3)CHO(4種類)
  3. プロピオンアルデヒドのエノラートがアセトアルデヒドに付加した交差アルドール生成物:CH3C*H(OH)-C*H(CH3)CHO(4種類)
  4. アセトアルデヒドのエノラートがプロピオンアルデヒドに付加した交差アルドール生成物:CH3CH2C*H(OH)-CH2CHO(2種類)

各構造式に不斉炭素(*で記載)を持つ部分は立体異性体になりますので、合計12種類です。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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