平成24年度 問7 有機化学及び燃料

新燃料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

国内では、ガソリンにバイオETBE(エチル tert-ブチルエーテル)を1体積%以上配合したものが、バイオガソリンとして販売されている。バイオETBEはバイオエタノールとn-ブタンからの合成反応で製造される。
ガソリンに直接エタノールを3体積%以下で混合したガソリンが、自動車の安全性を満足するガソリンの燃料品質としてJIS規格等に規定されている。
ディーゼル自動車の燃料として、軽油に脂肪酸メチルエステルの混合上限を5重量%として混合したバイオディーゼル燃料(BDF)が利用されている。BDFはナタネ油などの植物由来の油とメタノールから合成される。
天然ガスの一種であるシェールガスは、岩盤に強い水圧をかけ破砕して抽出される。技術革新により採掘コストが従来の天然ガス並みに下がり、北米では2006年ごろから商業生産が本格化している。
ジメチルエーテル(DME)には、燃焼させても粒子状物質(PM)をほとんど発生しない、またディーゼル燃料として利用する場合、軽油に比べて窒素酸化物(NOx)低減効果が期待できるなどの長所がある。DMEは天然ガス、石炭、バイオマス等の多様な資源から生産できる。
正答
① 国内では、ガソリンにバイオETBE(エチル tert -ブチルエーテル)を1体積%以上配合したものが、バイオガソリンとして販売されている。バイオETBEはバイオエタノールと n -ブタンからの合成反応で製造される。

正答は1番です。

バイオETBEは、バイオエタノールとイソブテンから合成されます。n-ブタンではなく、イソブテン(イソブチレン)が正しい原料です。イソブテンは化学式CH2=C(CH3)2で表される不飽和炭化水素です。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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