平成25年度 問9 有機化学及び燃料

石油(原油を含む)の組成に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

原油は、炭化水素を主成分として、微量の硫黄、窒素、酸素、金属などを含む天然物である。
原油には炭素、水素以外の元素は量的には少ないが、石油製品の品質に大きな影響を及ぼす。そのため、これらの元素を除去することを目的にした多数の精製プロセスが開発されている。
石油は、無数の化合物から成る混合物である。ガソリンのような軽質の留分でさえ成分数は100種を超える。
潤滑油留分かも析出するパラフィンワックスはイソパラフィン(イソアルカン)が、マイクロワックスはノルマルパラフィン(ノルマルアルカン)が主成分である。
原油中には一般にオレフィンは存在しないが、熱分解・接触分解等の分解反応によって生成する。
正答
④ 潤滑油留分かも析出するパラフィンワックスはイソパラフィン(イソアルカン)が、マイクロワックスはノルマルパラフィン(ノルマルアルカン)が主成分である。

正答は4番です。

パラフィンワックスの主成分はノルマルパラフィン(直鎖状飽和炭化水素)です。一方、マイクロクリスタリンワックス(マイクロワックス)は、イソパラフィンやシクロパラフィンの含有率が高くなっています。具体的には以下の通りです。

  • パラフィンワックス:炭素数約20~40、分子量約300~550で、約90%がノルマルパラフィンから構成
  • マイクロクリスタリンワックス:炭素数約30~60、分子量約500~800で、イソパラフィンやシクロパラフィンの含有率が高くなっている

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