平成26年度 問13 有機化学及び燃料

石炭に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

堆積層内の植物質は、化学変化により芳香族環が発達していく。その結果、褐炭、亚炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭の順に変化する。
原料炭とは、コークス製造の原料に使用される石炭で、粘結性が低い石炭である。
石炭から直接エネルギーを取り出す代表的な方法は、石炭を微粉炭に粉砕して燃焼させる微粉炭燃焼である。
石炭の持つ特徴の1つは、石油・天然ガスに比べ地域的な偏りが少なく、世界に広く存在していることである。
自国消費が多いため、国際商品として貿易できる量は少ない資源である。
正答
② 原料炭とは、コークス製造の原料に使用される石炭で、粘結性が低い石炭である。

正答は2番です。

粘結性とは、石炭が加熱されたときに軟化・溶融し、再び固化して強固なコークスを形成する性質のことを指します。この特性により、高炉内で鉄鉱石を還元するために必要な強度と反応性を持つコークスが生産されます。原料炭は瀝青炭の中で粘結性が高い石炭です。

石炭は、炭素の濃集度合(石炭化度)と用途により分類されています。石炭化度が高い、つまり高品質な順に無煙炭、瀝青炭、亜瀝青炎、褐炭と分類されます。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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