平成27年度 問17 高分子化学

ポリエチレンに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

チーグラー触媒や酸化クロム系触媒を用いたエチレンの重合により、高密度ポリエチレンが得られる。
重合開始剤として酸素又は過酸化物を用いたエチレンの重合により、低密度ポリエチレンが得られる。
高密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレンよりも高圧で合成される。
高密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレンよりも融点が高く、耐熱性、剛性、機械的強度が大きい。
低密度ポリエチレンは、柔軟で、結晶性が低くほぼ透明であり、フィルムを中心に成型品などにも用いられる。
正答
③ 高密度ポリエチレンは、低密度ポリエチレンよりも高圧で合成される。

正答は3番です。

低密度ポリエチレンLDPEは、密度が0.91以上0.93未満のポリエチレンです。高圧法で重合します。対して高密度ポリエチレンHDPEは密度が0.94以上で、中圧法もしくは低圧法で重合します。

高密度ポリエチレンの重合に使われるチーグラー触媒は塩化チタンと有機アルミニウム化合物からなる触媒です。また酸化クロム系触媒はフィリップス触媒と呼ばれます。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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