平成28年度 問8 有機化学及び燃料

石油並びに天然ガス資源に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

オイルシェールは、未熟成なケロジェンが主体となって頁岩(シェール)中に集積したもので、流動性に優れているので容易に回収できる。
タールサンド(又はオイルサンド)は、原油の軽質分が失われ、アスファルトが主成分となっている。
タイトオイルとは、孔隙率・浸透率がともに低い岩石から生産される中・軽質油のことである。近年、米国で生産量が急増している。
シェールガスとは、頁岩(シェール)に残存するガスのことである。水平坑井を掘削し、水圧破砕を行うことで生産される。
炭層メタン(又はコール・ベッド・メタン)は、石炭の生成過程で生じ、地下の石炭層中又はその近傍の地層中に貯留されたものである。
正答
① オイルシェールは、未熟成なケロジェンが主体となって頁岩(シェール)中に集積したもので、流動性に優れているので容易に回収できる。

正答は1番です。

タールサンド(オイルサンド)は、重質の石油成分を含む砂岩です。含まれている石油成分は非常に粘性が高く、常温では半固体状の超重質油です。

母岩が砂岩ではなく頁岩(けつがん)であり、ケロジェンを大量に含むものをオイルシェールと呼びます。ケロジェンは構成化合物の分子量が高く通常の有機溶剤には溶けないことから流動性は良くありません。

シェールオイルは在来型の油田よりも深い地層にある頁岩(シェール)層に封じ込められている石油を指し、オイルシェールと混同を避けるためタイトオイルとも呼ばれています。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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