平成29年度 問19 高分子化学

エンジニアリングプラスチック(通称、エンプラ)は、耐熱性や機械的強度に優れた高分子である。次の高分子のうち、エンプラとして分類するのに最も不適切なものはどれか。

ポリエチレングリコール
ポリブチレンテレフタレート
ナイロン66
ポリフェニレンスルフィド
ポリカーボネート
正答
① ポリエチレングリコール

正答は1番です。

汎用プラスチックは安価で大量生産に向いたプラスチックです。更に機械的強度を向上させたものがエンジニアリングプラスチック(エンプラ)です。エンプラの中でも耐熱性等を向上させたものはスーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれます。

1~5番に関する高分子の性質を以下にまとめました。

番号名称略号汎用/エンプラ特徴
1ポリエチレングリコールPEG汎用軽くて柔軟。電気絶縁性、耐薬品性、耐水性が良好
2ポリブチレンテレフタレートPBTエンプラ規則正しい構造が作りやすいことから結晶化度が高いため強度・剛性等の機械特性に優れる
3ナイロン66PA66エンプラ安価・発泡性・成形性があり汎用材料として用いられる
4ポリフェニレンスルフィドPPSエンプラ高い耐熱性、強度、剛性、耐薬品性、電気絶縁性を持つ。耐摩耗性にも優れる
5ポリカーボネートPCエンプラ透明性が高く、耐衝撃性に優れる。電気絶縁性、耐熱性も良好

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

試験直前に役立つ要点をまとめました。効率的な学習にご活用ください。