令和4年度 問34 化学プロセス

ガラス窓を介して室内-室外空気間に伝熱が生じている。窓が 1 枚ガラスの場合(図の(A))、両側の空気側伝熱係数 \(h = 20\ \mathrm{W/(m^{2}\cdot K)}\)、ガラス板の厚さ \(L = 0.005\ \mathrm{m}\)、ガラスの熱伝導度 \(k_g = 1.0\ \mathrm{W/(m\cdot K)}\) として、総括伝熱係数は次式により \(U = 9.52\ \mathrm{W/(m^{2}\cdot K)}\) である。

$$\frac{1}{U} = \frac{1}{h} + \frac{L}{k_g} + \frac{1}{h} = \frac{1}{20} + \frac{0.005}{1} + \frac{1}{20} = \frac{1}{9.52}$$

これに同じガラス板と厚さの空気層を加えた複層ガラス(図の(B))にすると、室内外空気間の伝熱量は何分の 1 となるか、最も近い値を選べ。空気の熱伝導度 \(k_a = 0.026\ \mathrm{W/(m\cdot K)}\) とする。

図 複層ガラス窓の断熱効果
1/6
1/5
1/4
1/3
1/2
正答
④ 1/3

ガラス板および空気層を追加した条件での総括伝熱係数を求めます。

元々の値は \(1/U = 1/9.52\) です。そこに空気層 \(0.005/0.026\) とガラス板 \(0.005/1\) が足されます。\(0.005/0.026 = 1.83/9.52\)、\(0.005/1 = 0.0476/9.52\) であるため、\(1/U = (1 + 1.83 + 0.0476)/9.52 = 1/3.31\) です。よって \(U = 3.31\) です。

元々の総括伝熱係数は 9.52 でしたので、\(3.31/9.52 = 0.35\) となり、最も近いのは \(1/3\) です。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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