令和6年度 問16 高分子化学

次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

エチレンの付加重合によりポリエチレンが得られる。重合反応の条件により、やわらかく伸縮性の良い高密度ポリエチレンや、硬く伸びにくい低密度ポリエチレンを作り分けることができる。
ポリプロピレンを不活性ガス中において高温で処理することで強度や耐熱性、耐摩耗性に優れる炭素繊維が得られる。
メラミンとアセトアルデヒドから耐熱性に優れるメラミン樹脂が得られる。
CH2=CHClで示される化合物の付加重合からポリ塩化ビニルが得られる。また、塩化ビニリデンと共重合したものは食品保存用ラップに利用されている。
アクリル酸メチルの付加重合により得られるポリマーは透明性が高く、高強度であるためガラスの代替として用いられている。
正答
④ CH 2 =CHClで示される化合物の付加重合からポリ塩化ビニルが得られる。また、塩化ビニリデンと共重合したものは食品保存用ラップに利用されている。

正答は4番です。

1番はエチレンの付加重合によりポリエチレンが得られるのは正しいですが、高密度ポリエチレン(HDPE)は硬く、低密度ポリエチレン(LDPE)は柔らかいという記述が逆になっています。

2番のポリプロピレンから炭素繊維を作る記述は誤りです。炭素繊維は主にポリアクリロニトリル(PAN)やピッチから製造されます。

3番のメラミン樹脂はメラミンとホルムアルデヒドから合成されます。アセトアルデヒドではありません。

5番はアクリル酸メチルではなく、メタクリル酸メチルの重合体であるポリメタクリル酸メチル(PMMA)がガラスの代替として使用されます。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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