令和6年度 問21 高分子化学

次のA~Eの重合反応を形式に分類した場合、最も適切な組み合わせはどれか。

問21の図
BとC / A / DとE
BとC / D / AとE
AとB / C / DとE
AとE / D / BとC
CとD / AとB / E
正答
② BとC / D / AとE

正答は2番です。

(A) (ジメチルジクロロシランとナトリウムの反応):NaClが副生成物として生成される縮合重合反応でポリシランが生成します。

(B) (ジビニルベンゼンとジチオールの反応):チオール基と二重結合の付加反応による重付加反応です。

(C) (ジイソシアナートとジアミンの反応):イソシアナート基とアミノ基による重付加反応でポリウレアが生成します。

(D) (フェノールとホルムアルデヒドの反応):フェノール樹脂を生成する付加縮合反応で、脱水が起こります。

(E) (ビスフェノールAとホスゲンの反応):ポリカーボネートを生成する縮合重合反応で、HClが副生成物として生成されます。

高分子の重合は、連鎖重合と逐次重合に大別されます。

連鎖重合は、重合開始剤から成長活性種を生成し、この活性種がモノマーに対して連鎖的に攻撃することで進行します。付加重合や縮合重合、開環重合が該当します。

逐次重合は、2官能性モノマーが互いに反応して結合を繰り返すことで進行します。重縮合や重付加が該当します。

重付加は付加反応の繰り返しによって重合が進行します。水素移動による高分子化が主であり、脱離を伴いません。例えばポリウレタン、エポキシが挙げられます。似た言葉の重縮合は2個以上の官能基を持つ分子間で、水やアルコールなどの小分子が脱離しながら重合が進行します。例えばポリアミドやポリエステルが挙げられます。

活性部位が失活しづらく停止段階・連鎖移動がない連鎖重合はリビング重合と呼ばれます。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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