平成28年度 問13 有機化学及び燃料

石炭に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

石炭から、直接エネルギーを取り出すのに最もよく用いられる方法は、燃焼させて、発生した熱を利用することである。
微粉炭燃焼とは、石炭を40ミクロン程度の微粒子に粉砕して燃焼させる方法である。
蒸気によりタービンを回して電力に変換する場合では、通常、石炭の元来保有するエネルギーの約40%が電力として回収される。
一部の石炭を酸素が無い状態で加熱していくと、約400℃で溶融し始め、450~460℃で再び固化する。この性質を再固化性という。
一部の石炭は、鉄を作る際のコークスの原料として使えるので、原料炭とも呼ばれる。
正答
④ 一部の石炭を酸素が無い状態で加熱していくと、約400℃で溶融し始め、450~460℃で再び固化する。この性質を再固化性という。

正答は4番です。

製鉄高炉用コークス原料としての石炭は強度が必要です。その際に加熱すると溶融して粒子が結合し易くなる粘結性の高さが求められます。

石炭は用途から無煙炭、原料炭、一般炭の3種類に分類されます。無煙炭は、コークス配合用、練炭、豆炭の製造などに用いられます。原料炭は、粘結性の高い原料を高炉用コークス製造用に用いられます。一般炭は、粘結性のない瀝青炭や亜瀝青炭で、発電やボイラーの燃料に用いられます。

技術士(化学部門)一次試験の要点まとめ

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