令和6年度 問11 有機化学及び燃料
地球温暖化に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
①
近年、人間活動の拡大に伴い、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン類等の温室効果ガスが大量に大気中に排出されることで、地球温暖化が進行していると言われている。特に二酸化炭素は、化石燃料の燃焼等によって膨大な量が人為的に排出されている。2021年度の我が国が排出する温室効果ガスのうち、二酸化炭素の排出は全体の約91%を占めている。
②
2016年、すべての国が参加する温室効果ガス排出量削減等のための新たな国際枠組みである「パリ協定」が発効し、我が国も締結した。「パリ協定」では、産業革命前から地球の平均気温上昇を5℃より十分下方に抑えるとともに、2℃に抑える努力を追求することが設定された。
③
2022年度の我が国の二酸化炭素排出量を発電及び熱発生に伴うエネルギー起源二酸化炭素を各部門に配分する間接排出で比べると、最も多いのは産業部門である。
④
2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量(排出量の合計から森林等の吸収源対策による吸収量を差し引いた値)は、2021年度比で減少し、過去最低となった。
⑤
クロロフルオロカーボンに代表されるオゾン層破壊物質は、「特定物質等の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」に基づき規制が行われている。このため、オゾン層を破壊しないものの温室効果が高い代替フロンに置き換えが進んでいるが、その排出量は増加の傾向にある。
正答
② 2016年、すべての国が参加する温室効果ガス排出量削減等のための新たな国際枠組みである「パリ協定」が発効し、我が国も締結した。「パリ協定」では、産業革命前から地球の平均気温上昇を5℃より十分下方に抑えるとともに、2℃に抑える努力を追求することが設定された。
正答は2番です。
実際のパリ協定の目標は、「世界共通の長期目標として2℃目標の設定。1.5℃に抑える努力を追求すること。」が掲げられています。
5番のクロロフルオロカーボンはフロン類の一種です。温室効果を持つとともにオゾン層を破壊する原因物質でありモントリオール議定書の規制対象物質となっています。